下瀬美術館 Simose Art Museum
下瀬美術館は広島県大竹市に2023年3月に開館。「アートの中でアートを観る」をテーマにした美術館です。敷地内にある美術館、レストラン、ヴィラはすべて建築家の坂 茂(ばん しげる)氏が手掛けています。
海辺の広大な敷地にアートな建築群が連なっている空間は見応えたっぷり。
世界初の可動式展示室を備えた美術館となっており、大きなミラーガラス一面構造となっていて空と海と自然が一体に感じれる空間に癒やされること間違いありません。
美術品の観覧をせずともショップ、カフェ、エントランス部は自由に入ることができるので無料でも建築の一部を楽しむことができます。
下瀬美術館は写真撮影が許可されているため、今回は写真多めで紹介していきたいと思います。
下瀬美術館の外観
下瀬美術館は全面がミラーガラス構造となっており、外からは鏡のように景色を反射させて内からは普通のガラスのように外の景色を見ることができます。
すぐ隣は瀬戸内海があるため、外から見ても内から見ても空と海と自然と一体になった空間を感じることができます。




建物と空が一体になって自然の一部のように錯覚してしまいます。
エントランス
こちらがエントランスのホールになります。
ミュージアムのショップやカフェが併設されていて、ここは無料で自由に入ることができます。素晴らしい木の構造物を見るだけでも満足できる空間です。


2本の柱から放射状に伸びる構造物がたまりません。どこまでも広がっていく感覚で空間の広がりを最大限に感じます。


外からは景色が反射していたミラーガラスも内側から見るとこんなにもすっきりと外を見ることができます。
そのため、外から一所懸命に写真を撮っている姿も丸見えということになります。


こちらがミュージアムショップです。空間に溶け込んでいて全く邪魔になりません。


建築好きにとってはエントランスホールだけでも満足してしまいます。





ここだけでも満足度が高いですが、館内はもっと盛りだくさんです。
館内の様子
館内に入るとガラス張りの廊下です。右手には海と可動式展示室があり、左手には望遠テラスへ向かう丘が見えます。


展覧会を音声でガイドしてくれるアプリがあるみたいです。無料で利用できるのはありがたいですね。


この日は午前中に来たのですが、光がたくさん入り込んでいて印象的な影がたくさんできていました。


廊下に設置されているベンチもおもしろいデザインでした。


美術館全体図と可動式展示室について
可動式展示室って聞いても最初はなんのことかわからなかったのですが、こちらの案内板を眺めていてわかりました。
海側にあるカラフルなコンテナがそれぞれ展示室になっており、水盤の上を移動されることができるとのことでした。
展示によって位置を変えて見せ方を工夫するのでしょうか。おもしろい展示室だなと感じました。




ミラーガラスの庭
こちら展示室の先にあった庭になります。ミラーガラスに囲まれた庭になっていて、両面が反射して三面鏡のような状態になって面白かったです。


植えられた木が何本も続いていて見ていて飽きませんでした。




自撮りすると奥にずっと空間が出来ていて、ここは自撮りスポットにぴったりな予感です。


展望テラスへの丘
こちらは展望テラスへ昇るための丘です。こちらも反射する建物と空が一体になっていて不思議な感覚を覚えました。








展望テラス
望遠テラスまで昇ってきました。上から下瀬美術館を見下ろすことができます。




海側を見ると、可動式展示室になっているカラフルなコンテナを見渡すことができます。今の展示室がどうなっているか上から見えるのも楽しいですね。




大きなベンチがあって座れるみたいですが、この日は真夏だったので誰もいませんでした。涼しくなってくると瀬戸内海を眺めながらゆっくりできるスペースになることでしょう。


ミュージアムカフェから外に出た景色もきれい
エントランスホールからカフェ側の外に出ることができます。こちらも下瀬美術館を海側から見ることができてまた別の景色を楽しむことができます。


可動式展示室がこんなに近くにみることができます。水盤に反射するコンテナがきれいで見とれてしまいます。


テーブルの利用はミュージアムカフェで注文で可能です。


雲の反射もおもしろい写真になります。





内から見ても外から見てもアートを感じられる建物でした。
下瀬美術館の詳細
店舗情報
Tel. 0827-94-4000
営業時間 | 9:30-17:00 (入館は16:30まで) |
定休日 | 月、年末年始 |
チケット購入 | チケット購入ページ |
観覧料 | 一般:1,800円 高大生:900円 中学生以下:無料 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
– | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
チケット・観覧料
- 一般:1,800円(1,500円)
- 高校生・大学生:900円(800円)
- 中学生以下:無料
※()内は20名以上の団体、大竹市民割引。
観覧料割引
次の方は割引料金で観覧できます。
- 大竹市の在住の方
- 「中国新聞ちゅーピーくらぶ」にご入会されている方。
- 広島県共済「エルフル」にご加入されている方。
観覧料免除
次の方は無料で観覧できます。
- 中学生以下
- 小中学校、特別支援学校の教育活動の一環として来館される場合の引率者。
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方およびその介助者(1名様まで)。
最新情報は公式サイトをご確認ください。
下瀬美術館への行き方
車で下瀬美術館へ行く道は現状少しわかりにくいです。というのも下瀬美術館へ直接行く道が無くて、晴海臨海公園を迂回するルートしかありません。
詳しい看板も無いので、車でお越しの方は気をつけてください。


JR大竹駅、玖波駅からバスで行くなら「こいこいバス」で「ゆめタウン大竹」まで行くのがオススメ
JRとバスで下瀬美術館へ行く場合は最寄りのJR大竹駅、玖波駅のどちらかで下車して市営のこいこいバスの利用が便利です。バス停「ゆめタウン大竹」で降りれば下瀬美術館まで徒歩5分程です。
バスは1時間に1本程度となっていますので、しっかり時刻表を確認お願いします。
期間限定のJR大竹駅との無料シャトルバスがあります
期間限定ではありますが2023年5月14日(日) ~ 9月24日(日)の土日祝には、最寄りのJR大竹駅より無料のシャトルバスが運行されています。※8月は毎日運行


詳しい最新の情報は無料シャトルバス時刻表をご覧ください。
駐車場
駐車場は一般の無料駐車場が73台分あります(身障者用駐車場2台含む)。


荷物は100円返却式ロッカーか受付で預けられます
荷物をお持ちの方はロッカーに預けて観覧することができますし、ロッカーに入らない荷物は受付で預かってもらえます。







手ぶらでゆっくり観覧できるのはとっても嬉しいですね。
下瀬美術館の口コミ








































Goodな口コミ
- 建物自体がアートでとても素敵でした。
- 建築を学ぶ若い人には刺激的な場所です!
- 美術館の敷地をひと回りしてみましたが、素晴らしいの一言です。
Badな口コミ
- 鏡張りで面白いですが、鳥みたいに間違えてぶつかりそうになります。
- 飲食店が高い。
- 案内板がなく近くまでいかないとわかりづらかった。
気になる質問と回答
- 割引はありますか?
-
WEBチケット購入ページから購入すると一般1,700円で購入できます。
また、学生割引、大竹市民割などもあります。
- 子供も入場できますか?無料で入れますか?
-
入れます。中学生以下は無料になります。
- 駐車場はありますか?
-
無料の一般駐車場が73台分あります。※身障者用駐車場2台含む
- 授乳室やおむつ交換台はありますか?
-
個室の授乳室がございます。おむつ交換も可能です。
ミルク用のお湯はカフェにて提供しております。
さいごに
以上が広島県大竹市に新しくできた下瀬美術館の紹介でした。
展示作品も撮影可能とのことなのですが、館内でのお願いでもあるように注意が必要です。
作品は著作権法という制作者の権利を守る法律で保護されています。撮影された写真は個人での非営利の利用に限ります。作品写真のSNSアップは著作権法に触れる場合がありますので、原則ご遠慮いただいています。また、他のお客様が写真に写りこんだ場合、肖像権に触れる可能性がありますので、ご注意ください。
館内でのお願い
撮影された作品のご使用は、撮影者の責任においてお願いします。美術館は一切責任を負いません。
そのため、今回は展示作品の掲載は控えております。
ただし、館内は自由に撮影が可能なので、写真好きな方や建築好きな方にぜひ足を運んでもらいたい素敵な美術館です!
無料部分でも見ごたえのある外観やエントランスを楽しむだけでも楽しめると思います。
気になった方はぜひ下瀬美術館に足を運んでみてください!
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